電気新聞より抜粋
経済産業省は、二酸化炭素(CO2)クレジット取引制度の拡充に乗り出す。二国間クレジット制度(JCM)は途上国以外との提携を目指す。ロシアなどが候補だ。J―クレジット制度では、複数の申請を一括にできるよう改善する。個別の省エネ対策を一つずつ申請する手間を省く。クレジット取引市場を活性化し、企業のCO2削減ニーズに応える。きょう27日にカーボンプライシング(炭素の価格付け)に関する有識者会合を開き経産省が提案する予定だ。
https://www.denkishimbun.com/archives/125809
二国間クレジット制度(Joint Crediting Mechanism: JCM)は、途上国と協力して温室効果ガスの削減に取り組み、削減の成果を両国で分け合う制度です。
まず、他国に日本の優れた低炭素技術・製品・システム・サービス・インフラの普及を行い、それが「実際に効果がある」と、その国から認めてもらいます。認めてもらうことができれば、認めてもらった分のいくらかを、日本の炭素削減量としてカウントしてよいことにしてもらえる制度です。
この国際協力制度をうまく使えば、たとえ日本国内で二酸化炭素を減らすことに限界が来ても、海外で頑張った分だけ、さらに日本の炭素削減量としてカウントすることができます。
参考
二国間クレジット制度(JCM)|外務省 (mofa.go.jp)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/ic/ch/page1w_000122.html
二国間クレジット制度(JCM)とは | 二国間クレジット制度(Joint Crediting Mechanism (JCM)) (gec.jp)
https://gec.jp/jcm/jp/about/