2021年7月26日 ニュース記事 節電するとポイントがもらえる?「デマンドレスポンス」が家庭でも参加できるように!

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東京ガスホームページより抜粋

家庭向けデマンドレスポンスの実証開始について
~お客さま参加型の「節電キャンペーン」でお得に節電~

東京ガス株式会社(社長:内田 高史、以下「東京ガス」)は、2021年8月24日より、東京ガスの低圧電気をご利用のお客さまを対象に、家庭向けデマンドレスポンスの実証(以下「本実証」)を開始します。
本実証は、東京ガスが前日にお知らせする対象時間での節電実績に応じ、「ポイント還元」を行うことで、お客さまの自発的な節電行動を促し、電力需要の抑制・系統負荷の平準化の実現を目指す取り組みです。なお、本実証は、2021年6月に開始した「家庭用燃料電池エネファームおよび家庭用蓄電池の群制御によるバーチャルパワープラント実証」*2に続く、東京ガスによるお客さま参加型の実証となります。

https://www.tokyo-gas.co.jp/news/press/20210720-01.html

東京ガスが、電気に関する新しいサービスを開始しようとしています。

これは、要約すると、「東京ガスが前日にお知らせする対象の時間に、節電をすると、ポイントがもらえるサービス」です。

この記事の中で「デマンドレスポンス」という言葉が出てきますが、これについてまず説明します。


デマンドレスポンスとは

 普通、電力会社が「作る」電気の量は、人々が「使う」電気の量よりも常に多くないといけません(でないと停電が起こります)。しかし、「たくさんの量の電気を急に作らなければいけない」と言われても、電力会社にとっては難しい場合があります。ですが、人々が電化製品のスイッチをオフにするだけで、使う電気の量はすぐに減らすことができます。

 そこで、電力会社が人々に対して、「使う電気の量を減らして下さい」と節電をお願いすることがあります。これがデマンドレスポンスです。


今、電力会社が、電気を作る量を調整するのが難しくなってきているため、デマンドレスポンスが注目されています。電気を作る量を調整するのが難しくなってきているのは、 講座1-2 再生可能エネルギーってナニ? でも紹介していますが、太陽光発電や風力発電といった「再生可能エネルギー」という発電技術がたくさん使われるようになってきたためです。

再生可能エネルギーは、発電するときに二酸化炭素を出さない、石油などが必要ないということで、地球にとってとてもやさしい技術です。しかし、発電する量が天気などに左右されてしまいます。ですから、ゲリラ豪雨などが起こると、急に電気が作られる量が減ったりするので、電力会社が困るわけです。

そんな電力会社の困った!を解決してくれるのが、家庭でのデマンドレスポンス協力!たくさんの家庭が同時に節電することで、停電の心配を解決できます。東京ガスさんがやろうとしているのは、「ご家庭での節電に協力してくれたらポイントをあげますよ」というサービスなんです。記事を読むと、どうやら節電して欲しい時間帯を前日に教えてくれるようなので、そこまで急に協力してという感じではないようですね。

このサービスに乗っかれば、節電してちょっとだけお小遣いポイント稼ぎができそうです!今後も同じようなサービスが増えてきそうなので、各電力小売会社の新サービスには要注目です!

参考

<経済産業省>

エネルギー・リソース・アグリゲーション・ビジネスに関するガイドライン ダウンロード

https://www.meti.go.jp/press/2020/06/20200601001/20200601001.html