2022年1月11日(火)の電力市場価格(JPEX スポット)

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市場解説
本日は、午前9時頃と夕方17時頃の2度、市場で電気(kWh)の価格が高値を示した。
仕事を終えた人々が家に戻る夕方ごろの分の価格が高騰することは珍しくない。
ただ一方で、午前9時ごろに電力価格のピークがあったのは珍しい。

イレギュラーな午前の冷え込みが市場価格を直撃

この日は、全国的に午前の冷え込みが普段とは異なりました。

普通は1日で最も冷え込むのは午前6時頃ですが、それを過ぎて午前9時頃に冷え込みのピークを迎えると予報された地域が多かったようです(この時間に東京では雨も降りました)。

そのあおりを受けて、この日のスポット市場価格(システムプライス・エリアプライス)も
午前9時頃に、インバランス上限である80円/kWhに貼りついたり、あるいはその時刻に高騰する地域が多数となる結果でした。

小売事業者が、電力の調達に敏感になっていることがわかりますね。

参考リンク

現在の2段階インバランス上限の仕組みについて

インバランス料金に2段階の上限価格を導入するための改正省令等が施行されました (METI/経済産業省)