電気新聞より抜粋
政府の成長戦略会議(議長=加藤勝信官房長官)は12月25日、2050年カーボンニュートラルを踏まえたグリーン成長戦略を示した。課題や工程表などを整理した実行計画を14の重点分野にわたって策定した。グリーン成長戦略の前提となる50年の電力需要は、現状比30~50%増の約1兆3千億~約1兆5千億キロワット時になると試算。需要の100%を再生可能エネルギーで賄うことは困難と強調した。予算、税制、金融、規制改革など、あらゆる政策を総動員して日本として「実質ゼロ」を目指す。この戦略は、菅政権が掲げる「2050年カーボンニュートラル」への挑戦を、「経済と環境の好循環」につなげるための、日本政府の産業政策です。
今回のグリーン成長戦略では、14の重要分野(記事のサムネイル画像参照)ごとに、高い目標を掲げた上で、現状の課題と今後の取組を明記し、予算、税、規制改革・標準化、国際連携など、あらゆる政策を盛り込んだ実行計画を策定しています。
政府は、この戦略を着実に実施するとともに、更なる改訂に向けて、関係省庁と連携し、目標や対策の更なる深掘りを検討していきます。
今回、重要分野と指定された14分野は、政府の補助を受けて、さらに発展していくことが期待されます。
https://www.meti.go.jp/press/2020/12/20201225012/20201225012.html