電気新聞より抜粋
◆処理速度、従来の60倍に東芝は、二酸化炭素(CO2)を化学品の原料となる一酸化炭素(CO)に分離する技術で、従来比60倍の処理速度を達成した。分離に用いる触媒電極を大型化するとともに、4枚の触媒電極を積層する技術を開発。実証装置はCO2を年間1トン程度処理できるという。東芝は触媒電極の面積拡大に取り組み、2020年代後半の実用化を目指す。CO2を排出するごみ処理工場や火力発電所への適用を視野に入れる。
<東芝社のプレスリリース>
https://www.toshiba.co.jp/rdc/detail/2103_02.htm
管理人のイメージだと、二酸化炭素、すなわちCO2って、結合が強くて、なかなか分解されないイメージがあったんです。作られてしまったら、違うものに変えることが難しい。だから、世界のいろんな国で、まずは排出しない、次に排出してしまったら回収する、あるいは地中に埋める、あるいは地中の油田に残留した原油を押し出すのに使うといった技術(CCUS:Carbon dioxide Capture, Utilization and Storage といいます)を試している。
だから、今回の東芝社の発表のような、「CO2を分解する技術」の進展は、世界にとって非常に喜ばしいことです。
今後も、こういった技術がどんどん進展していくとよいですね!
https://confit.atlas.jp/guide/event/ecsj2021s/top