エナーバンク(東京都中央区、村中健一社長)は16日、兵庫県加西市と再生可能エネルギーの推進に向けて協定を締結したと発表した。電力オークションサービス「エネオク」を活用し、市のほぼ全ての公共施設で使用する電力を、10月から再生可能エネ由来に切り替える。
エネオクは、小売電気事業者が電気料金を競り下げるリバースオークションをウェブ上で開催するサービス。入札を複数回繰り返し、通常入札に比べて安価な料金を引き出す。加西市は、公共施設の電力供給元を決める入札をエネオク上で実施する。
管理人も知りませんでしたが、この記事に出てくる株式会社エナーバンクという会社が提供する、小売電気事業者が電気料金を競り下げるリバースオークション。入札を複数回繰り返し、通常入札に比べて安価な料金を引き出す。リバースオークションなんていう、こんな面白いことをやっている会社があったとは知りませんでした。
株式会社 エナーバンク(enerbank)
これってすごい話なんです。普通、オークションというと、出品されたものに、一番高値をつけた人が、その品を買い取れるという仕組み。これに対し、リバースオークションの場合、最も安く出品してくれる人から、品を買い取ることができる。この記事では、その「品」が「電気」だということ。
つまり、電気を一番安く売ってくれる業者から、電気を買い取ることができる。しかもオークションだから、みんな競争して、電気の値段がどんどん下がっていく。そういう仕組みを株式会社エナーバンクが提供しているようです。
この仕組みさえあれば、もう、電力契約先に悩む必要なし!これからは安い電気が勝手に手に入る時代に…!
エナーバンクさんの宣伝を手伝っているわけではありませんが、放っておけば、勝手に電気の値段が下がっていくなんて、とてもおいしい話ですね。
株式会社エナーバンクさんは、ホームページを見てみると、リバースオークション以外にも、「グリーン電力証書事業」ということもやっています。これは、「再生可能エネルギーから作られた電気を買っていますよ」という証明書を売ってくれるサービスですね。最近、再生可能エネルギーを使っていることや、二酸化炭素を排出していないことの証明に対する需要は高まっています。逆に言えば、二酸化炭素をバンバン排出しまくっている企業は、投資家などから敬遠されて、お金を投資してもらえないという世の中になってきています。そのため企業は、これからの時代、自分たちの事業がそういう会社でないことを証明していかなければならず、その証明する手段の1つをエナーバンクさんが提供しているというわけですね。
新聞記事に戻ると、こういったサービス基盤を活用して、兵庫県加西市のほぼ全ての公共施設で使用する電力を、10月から再生可能エネ由来に切り替えるといったことをやろうとしているわけですね!ちなみに、環境省さんも、エナーバンクさんの取組に注目していると、エナーバンクさんのホームページで紹介されていました!
以上、管理人が興味をもった会社、エナーバンクさんの取組の紹介でした!